太陽光発電を考察するブログ

太陽光発電は注目を浴びていますが、実際どうなのでしょうか?色々な観点から考察してみます。

太陽光発電の蓄電池は付けた方がいい?メリットとデメリットを解説!

ソーラーパネルとセットで蓄電池を購入して、オフィスや自宅に設置するケースが増えてきています。より太陽光発電のメリットを生かすために有用な設備だからです。そこで、実際に使用されている蓄電池にどんな種類があるのか、また設置することのメリットとデメリットにはどんなものがあるのかをチェックしてみましょう。

太陽光発電で使われる蓄電池の種類】
蓄電池には構造や容量によっていくつかの違いがあります。大きく分けるとオフィスや工場向けの産業用のものと、小さめの家庭用のものとに分類されます。産業用はNAS電池と呼ばれるタイプが多く、かなりの容量を持っています。停電時のバックアップ用として備えているケースもあり、規模が大きく設置面積も広くなります。一方で家庭用は、リチウムイオン電池が使われていることが多く、容量は6KWh程度となっています。サイズも小ぶりですので、自宅スペースに問題なく設置できます。

家庭用蓄電池は、主に自宅の屋根などに設置したソーラーパネルから電気を供給してもらい充電をします。そして、蓄電池から家の中の家電製品などに電源を供給することになります。

太陽光発電のメリット、デメリットを理解して導入を検討しましょう! | 太陽光発電・電力売買ドットコム

【蓄電池のメリットとデメリットとは?】
蓄電池を導入するメリットとしては、自宅で発電した電力を自分たちで使えるという点です。災害などで電力会社からの電気が来なくなり停電しても、蓄電池に充電されていますので、問題なく自宅で電気を使えるわけです。場合によっては、電気代を安くできるというメリットも生まれます。燃料コストの高騰などで電力料金が高くなっているため、太陽光発電をしたものを使った方がお得になることもあるのです。

デメリットとしては、蓄電池のコストが高いということです。ソーラーパネルの設置だけでも高額の費用が掛かりますので、それに加えて蓄電池となるとかなりの初期費用がかかります。行政機関から補助金をもらえることが多いので、上手に制度を活用して経費削減をしましょう。また、製品の寿命が10年から15年程度とされていますので、寿命が来たら買い替えが必要となります。経年劣化で性能が落ちますので、動作するとしても充電能力が下がると交換しなければなりません。

もう一つの点は、設備を設置するスペースが取られるということです。家庭用のものはエアコンの室外機程度です。屋外設置タイプと室内設置用があり、室内用はさらにコンパクトに作られていることが多いです。ただし、室内用製品は多少の機械動作音が常にしますので、寝室の側などには置かない方が安心でしょう。

太陽光発電に投資するメリットとリスクは?

太陽光発電によって得られた電力は、電力会社に売ることができますので、ソーラーパネルを設置することで利益を得られます。そこで、太陽光発電を投資対象として活用するケースも多く見られます。他の投資対象と比べて、この手法はどんなメリットがあるのでしょうか?そもそも投資対象として魅力的なジャンルなのでしょうか?そのリスクと共に解説していきます。

太陽光発電に投資するメリットについて】
太陽光発電投資のメリットとしては、まず安定した利益が出て、それを事前に計算できるという点を挙げられます。株式や不動産などの投資は、市場や借り手などの要因で思ったような利益が出ないことも多々あります。そのため、予測が難しいものなのです。しかし、太陽光発電の場合はどの程度の利益が出るのか、ある程度正確に予測できます。ソーラーパネル1枚当たりの発電スペックが分かっていますので、設置場所の日照時間平均やパネル枚数をかければ、すぐに発電量が計算できます。それを売電価格に乗じれば、かなり正確な予測ができるのです。

もう一つのメリットは、管理もしくはメンテナンスをさほど必要としないという点です。不動産の場合、営業をする必要がありますし、定期的に修繕などの手間とコストがかかります。株式もポートフォリオを見直して銘柄の変更をすることが求められます。しかし、太陽光発電は一度設置すれば、点検や定期整備をすれば良く手間がほとんどかからずに利益回収ができるのです。

こうしたことから、資金力の強い法人だけでなく個人でも投資できるというメリットも生まれます。ある程度の敷地を用意できれば、簡単に始められますので、ある程度勉強すれば成功しやすい投資となります。

太陽光発電投資に伴うデメリットとは?】
魅力的な投資対象ではありますが、完璧な手法というわけではありません。たとえば、売電価格が変動するリスクも抱えています。補助金などの関係もあり政府の意向によって、また電力会社が設定する卸価格によって売電価格が下がってしまうことがあります。そうなると、利益率が下がり当初の予想よりも利益が出ないこともあります。

機器の故障や破損といったデメリットも起こりえます。台風や強風でパネルが割れたり飛ばされたりして破損する可能性があります。また、関連機器が水没してショートするといったトラブルが生じるリスクもあります。そうなると修理やパネルの交換などでコストがかかり、利益を圧迫してしまうわけです。事前にこうしたリスクも考えて投資計画を立てることが重要です。